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剥脱
ふりがな文庫
“剥脱”の読み方と例文
読み方
割合
はくだつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はくだつ
(逆引き)
このままの形で降ったものか、それとも大きな岩塊の表層が
剥脱
(
はくだつ
)
したものか、どうか、これだけでは判断しにくいが、おそらく後者であろう。
小浅間
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
これは私の想像であるが、今より百年あるいは二・三百年経った後、この漆が
剥脱
(
はくだつ
)
して、もとの木肌があらわれたとき、その色彩と
陰翳
(
いんえい
)
はいかばかりすばらしいであろう。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
若い時の
白内障
(
しろそこひ
)
が、身體の異常な
衝動
(
シヨツク
)
で、
混濁
(
こんだく
)
した眼の水晶體が
剥脱
(
はくだつ
)
し、覺束なくも見えるやうになるといふ例は、
淨瑠璃
(
じやうるり
)
の
壺坂靈驗記
(
つぼさかれいげんき
)
の
澤市
(
さはいち
)
の例でも證明されることです。
銭形平次捕物控:303 娘の守袋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
剥脱(はくだつ)の例文をもっと
(5作品)
見る
“剥脱”の意味
《名詞》
表面を覆う物が剥げて落ちること。
(出典:Wiktionary)
剥
部首:⼑
10画
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“剥”で始まる語句
剥
剥製
剥落
剥出
剥奪
剥身
剥取
剥離
剥啄
剥繰
“剥脱”のふりがなが多い著者
亀井勝一郎
北村透谷
原民喜
寺田寅彦
野村胡堂