“混濁”の読み方と例文
読み方割合
こんだく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またこんな混濁(こんだく)の底から実は必死な次代の良心が萠芽(ほうが)しつつあることも、史に徴(ちょう)せば期待されないことでもない。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無理に無理を押し通して立働(たちはた)らいていたばかりでなく、昨年の正月に血を喀(は)いてたおれた時にも、死ぬが死ぬまで意識の混濁(こんだく)を見せなかったものである。
木魂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
若い時の白内障(しろそこひ)が、身體の異常な衝動(シヨツク)で、混濁(こんだく)した眼の水晶體が剥脱(はくだつ)し、覺束なくも見えるやうになるといふ例は、淨瑠璃(じやうるり)の壺坂靈驗記(つぼさかれいげんき)の澤市(さはいち)の例でも證明されることです。