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混濁
ふりがな文庫
“混濁”の読み方と例文
読み方
割合
こんだく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんだく
(逆引き)
またこんな
混濁
(
こんだく
)
の底から実は必死な次代の良心が
萠芽
(
ほうが
)
しつつあることも、史に
徴
(
ちょう
)
せば期待されないことでもない。
人間山水図巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
無理に無理を押し通して
立働
(
たちはた
)
らいていたばかりでなく、昨年の正月に血を
喀
(
は
)
いてたおれた時にも、死ぬが死ぬまで意識の
混濁
(
こんだく
)
を見せなかったものである。
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
若い時の
白内障
(
しろそこひ
)
が、身體の異常な
衝動
(
シヨツク
)
で、
混濁
(
こんだく
)
した眼の水晶體が
剥脱
(
はくだつ
)
し、覺束なくも見えるやうになるといふ例は、
淨瑠璃
(
じやうるり
)
の
壺坂靈驗記
(
つぼさかれいげんき
)
の
澤市
(
さはいち
)
の例でも證明されることです。
銭形平次捕物控:303 娘の守袋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
混濁(こんだく)の例文をもっと
(11作品)
見る
“混濁”の意味
《名詞》
混 濁(こんだく)
色々なものが混じり濁ること。
意識などが混乱しはっきりしないこと。
(出典:Wiktionary)
混
常用漢字
小5
部首:⽔
11画
濁
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
“混”で始まる語句
混
混沌
混淆
混血児
混雑
混凝土
混合
混雜
混入
混乱
“混濁”のふりがなが多い著者
司馬遷
三島霜川
中里介山
林不忘
吉川英治
江戸川乱歩
夢野久作
野村胡堂