“こんだく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
溷濁63.6%
混濁33.3%
昏濁3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何が故に、此の溷濁こんだくなる社会を憤り、此の紛擾ふんぜうたる小人島騒動に激し、以て痛切なる声を思想界の一方に放つことを得ざるか。
兆民居士安くにかある (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
無理に無理を押し通して立働たちはたらいていたばかりでなく、昨年の正月に血をいてたおれた時にも、死ぬが死ぬまで意識の混濁こんだくを見せなかったものである。
木魂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ソノタメニ脳ガ充血シ、眩暈ヤ複視現象ガ起ッタリ意識ノ昏濁こんだくガ生ジタリスル。ヒドクナレバ失心スルヿモアル。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)