“はくだつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剥奪76.9%
剥脱19.2%
白獺3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この理を明らかにさせたまえ。罪なくして罪に当たり、官位を剥奪はくだつされ、家を離れ、故郷を捨て、朝暮歎きに沈淪ちんりんしたもう。
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)
これは私の想像であるが、今より百年あるいは二・三百年経った後、この漆が剥脱はくだつして、もとの木肌があらわれたとき、その色彩と陰翳いんえいはいかばかりすばらしいであろう。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
われく、明帝めいてい洛水らくすゐあそべることあり。なみあをくして白獺はくだつあり。妖婦えうふよくするがごとにしてあいし。ひといたるをるや、こゝろあるごとくしてたゞちにかくる。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)