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剥離
ふりがな文庫
“剥離”の読み方と例文
読み方
割合
はくり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はくり
(逆引き)
それが終って陶の身体を棺に納めようとするとき、一塊の肉が脛から
剥離
(
はくり
)
してポロリと戸板の上に落ちた。俺は袖で顔を蔽って泣いた。
湖畔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
それは
欧洲
(
おうしゅう
)
文芸復興期の
人性主義
(
ヒューマニズム
)
が自然性からだんだん
剥離
(
はくり
)
して人間
業
(
わざ
)
だけが
昇華
(
しょうか
)
を
遂
(
と
)
げ、哀れな人工だけの
絢爛
(
けんらん
)
が造花のように咲き乱れた十七世紀の時代様式らしい。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
渾沌
(
こんとん
)
を防ぎとどむべきなんらの防壁もなかった。あらゆる武器は、彼の四方をおごそかにとり巻いていた城壁は、神も芸術も
傲慢
(
ごうまん
)
も道徳も、皆次々に崩壊してゆき、彼から
剥離
(
はくり
)
していった。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
剥離(はくり)の例文をもっと
(5作品)
見る
“剥離”の意味
《名詞》
剥 離(はくり)
剥がれて離れること。
剥ぎ離すこと。
(出典:Wiktionary)
剥
部首:⼑
10画
離
常用漢字
中学
部首:⾫
19画
“剥離”で始まる語句
剥離片
剥離期
検索の候補
剥離期
剥離片
“剥離”のふりがなが多い著者
ロマン・ロラン
久生十蘭
岡本かの子