“剥離期”の読み方と例文
読み方割合
はくりき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入院してから七度台に熱の下がったのはこの朝が始めてだったので、もう熱の剥離期はくりきが来たのかと思うと、とうとう貞世の命は取り留めたという喜悦きえつの情で涙ぐましいまでに胸はいっぱいになった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)