“欧洲”のいろいろな読み方と例文
旧字:歐洲
読み方割合
おうしゅう90.0%
おうしう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欧洲おうしゅうの戦争は驚天動地の発展を遂げて、五月には独軍が、和蘭陀オランダ白耳義ベルギー、ルクセンブルグ等に進撃してダンケルクの悲劇を生み
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
後に欧洲おうしゅう彷徨ほうこうの旅で知つたのである。それは伊太利イタリーフロレンスの美術館の半円周の褐色のめ壁を背景にして立つてゐた。
過去世 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
今度の欧洲おうしう戦争が爆発した当時、自分は或人あるひとから突然質問を掛けられた。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
時は欧洲おうしう大戦の半ばごろところなみも煮え立つやうな暑い印度洋いんどやう
怪艦ウルフ号 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)