“おうしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奥州42.2%
欧洲28.1%
応酬21.9%
押収4.7%
欧州3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また奥州おうしゅうより出て来たあの田舎武士いなかぶしが、御大将おんたいしょうの眼前で晴れの武術を示すなど分に過ぎたる果報者かほうものだとうらやんだものもあったろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
後に欧洲おうしゅう彷徨ほうこうの旅で知つたのである。それは伊太利イタリーフロレンスの美術館の半円周の褐色のめ壁を背景にして立つてゐた。
過去世 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
そんな応酬おうしゅうをやっているうちにも、「空の虱プー」の修理はドンドン進んで、夕方になる前に、すっかり元のように直ってしまった。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それに関連して、股野の事務机のひき出しから、貸金の帳簿が押収おうしゅうせられた。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「ええ、いつかの望遠鏡ですか。まだ来ないんです。なかなか来ないです。欧州おうしゅう航路は大分混乱してますからね。来たらすぐ持って来てお目にかけますよ。土星のなんかそれぁ美しいんですからね。」
土神ときつね (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)