“みちのく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
陸奥75.9%
陸奧14.8%
奥州9.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その果てが、もつれに一そう、もつれを深め、相互、「かくてはらちもあかじ」とばかり、ついに陸奥みちのくの火の手になったものだという。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
智山 拙僧は高野の山にすむ智山と申す者、諸國修行のために陸奧みちのくへ下り、歸り途には鎌倉より伊豆をめぐりて、これより歸山の道中でござる。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
「——お取次ぎをたまわれ。遥々はるばる奥州みちのくより駈け下って参った弟の九郎です。兄頼朝へ、九郎が参ったと、お伝え下されませ」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)