“龜裂”のいろいろな読み方と例文
新字:亀裂
読み方割合
きれつ50.0%
ひゞ33.3%
ひび16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとで龜裂きれつながさをはかつてみたら、延長えんちよう二十二間程にじゆうにけんほどあつたから、此程これほど噴出ふんしゆつ景況けいきよう壯觀そうかんであつたに相違そういない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
途中とちう納戸町邊なんどまちへんせまみちで、七八十尺しちはちじつしやく切立きつたての白煉瓦しろれんぐわに、がけちるたきのやうな龜裂ひゞが、えだつて、三條みすぢばかり頂邊てつぺんからはしりかゝつてるのにはきもひやした。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その上、死骸の耳の下に傷を拵へて、お玉の黒子ほくろを誤魔化したが、二の腕の(蛇)の彫物ほりものをお關に見られて、たくらみに龜裂ひびが入つた。