“彫刻家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てうこくか50.0%
ちょうこくか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕舞(しまひ)には足(あし)が痛(いた)んで腰(こし)が立(た)たなくなつて、厠(かはや)へ上(のぼ)る折(をり)などは、やつとの事(こと)壁傳(かべづた)ひに身體(からだ)を運(はこ)んだのである。其(その)時分(じぶん)の彼(かれ)は彫刻家(てうこくか)であつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
双(さう)の玉(たま)の乳房(ちぶさ)にも、糸一条(いとひとすぢ)の綾(あや)も残(のこ)さず、小脇(こわき)に抱(いだ)くや、此(こ)の彫刻家(てうこくか)の半身(はんしん)は、霞(かすみ)のまゝに山椿(やまつばき)の炎(ほのほ)が𤏋(ぱつ)と搦(から)んだ風情(ふぜい)。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
それから、また幾年(いくねん)かたったのであります。少年(しょうねん)は、いつのまにか、りっぱな、青年(せいねん)彫刻家(ちょうこくか)となっていました。そしてもう田舎(いなか)にいず、都会(とかい)に出(で)て生活(せいかつ)していました。
愛は不思議なもの (新字新仮名) / 小川未明(著)
これは、ロダンという彫刻家(ちょうこくか)のいったことばなのだ。そのへんにころがっている石の、一つ一つがもっている形(かたち)と色、その一つ一つに、おどろきの心を失(うしな)ってはいけないということなのだ。
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)