“大天井”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おてんしょう61.5%
だいてんじょう23.1%
おおてんしょう7.7%
おおてんじょう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう時間が遅いから最初の予定通り槍の殺生小屋までは辿り着けない、けれども大天井おてんしょう迄は楽に行ける。それで午前十時御出発のことに取極めた。
大天井だいてんじょうだけを越えてからは若干いくらか道は平易ゆるくなったがやがて槍ヶ岳へかかると共ににわかに一層険しくなり、女子供は行き悩んだが
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
槍ヶ岳や大天井おおてんしょうとの相撲すもうには、北穂高東穂高の二峰がそれぞれ派せられている、いずれも三千米突内外の同胞、自ら中堅となって四股しこを踏み、群雄を睥睨へいげいしおるさまは、丁度
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
神高坂かみこうさか大天井おおてんじょうの方の山々とは比較になりませんけれども、あの地方は、山そのものも高いことは高うございますけれども、地盤がまたおのずから高いだけに
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)