“円天井”のいろいろな読み方と例文
旧字:圓天井
読み方割合
まるてんじょう76.9%
まるてんじやう7.7%
ラ・クポウル7.7%
ラ・タボウル7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
円天井まるてんじょうの下には、十ばかり聖像アイコンがあるのみで、金色燦然たる天主教の聖器類は影も形もなく、装飾箔を剥がした跡さえ所々に残っていた。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
金色こんじきいろどりたる高き円天井まるてんじやう、広き舞台、四方の桟敷さじきに輝き渡る燈火の光にはんが為めなれば、余は舞姫多く出でゝかしましく流行歌はやりうたなど歌ふ趣味低きミユーヂカル、コメデーを選び申候。
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
広い道の両側に「円い角ラ・ロトンド」、「円屋根ラ・ドウム」、「円天井ラ・クポウル」と三つの珈琲店が栄えて、毎晩きまってる自分の卓子テーブル
自動車はこの詩人と絵かきの小父さん達の国を突破しておそろしく暗いここの小路に停車したわけだが——円い角ラ・ロトンド円天井ラ・タボウルの騒ぎが遥か彼方かなた、盛り場の夜ぞらにどよめいて