“流行歌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやりうた90.0%
りゅうこうか10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
榛軒は流行医で、四枚肩のかごを飛ばして病家を歴訪した。其轎が当時の流行歌はやりうたにさへ歌はれたことは既にかみに記した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その中にはどうやら人間が入っていたらしく、そいつが妙な流行歌はやりうたを歌ったのだね。それから、この間の三河島だ。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
秀吉ひできちは、いったから流行歌りゅうこうか楽譜がくふや、歌手かしゅまえをおぼえるのに一苦労ひとくろうでした。制帽せいぼうをかぶった二、三にん学生がくせいが、みせまえって、はなしをしていました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
童謡どうようもあれば、また、流行歌りゅうこうかのようなものもうたったのであります。
街の幸福 (新字新仮名) / 小川未明(著)