“流行児”の読み方と例文
旧字:流行兒
読み方割合
はやりっこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スバラシイ花輪や流行児はやりっこの歌い手らしい男や女の写真が、四方の壁一パイに並んでいる店の広間へ、縦横十文字に並んだ長椅子にりかかった毛唐と女唐めとうとが
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いいえ、たった五人です。一番の流行児はやりっこが選ばれて此処まで練って来るのです。斯ういう具合に若い衆が後方うしろから日傘を翳しかけましてな。綺麗な禿かむろが供をしましてな。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
吉原なかではいま流行児はやりっこですが、無理強いに飲まされて少し酔っているのと、土地に馴染がないから、気が詰っていけないと言い出して、とうとう船の中に残ることになり