“流行病”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやりやまい46.7%
はやりやまひ26.7%
はやりやま20.0%
はやりやみ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハッと気が付いて真面目になったところでコロリ流行病はやりやまいで命を取られたので、家督と一緒に借金証文まで紋太郎の所へ転げ込んだ始末。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
七八月の炎暑はかうして平原の到るところの街々に激しい流行病はやりやまひを仲介し、日ごとに夕燒の赤い反照を浴びせかけるのである。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
老船頭 船戸の弥八という人なら知ってるか知れねえ、流れの三太郎親分が流行病はやりやまいでコロリと死んだその跡をとった人だからねえ。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
二十四の年に流行病はやりやみで両親を失ってからというもの、永年勤めていたけむたい番頭をい出し、独天下ひとりてんかで骨の折れる廻船問屋の采配を振り初めたところは立派であったが、一度
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)