“流行物”の読み方と例文
読み方割合
はやりもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多寡たくわが厄病神のやうな流行物はやりもの——と鼻であしらつて來た平次も、庵室へ行つて見て、まるつきり豫想と違つて居るので驚きました。
三「えゝ、成程……お母さんちょいと手を私の袂の中へ突込つっこんで下さい、これが流行物はやりものだから何うでげしょう、このくらいでは」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
軽薄な細工物は云はばすたり易い流行物はやりもの、一流のみさをを立てゝおのれの分を守るのが名人気質だと云ふのが分らぬか、この不了簡者。
名工出世譚 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)