“大流行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおはやり53.8%
おほはやり15.4%
おおばや7.7%
おおりゅうこう7.7%
だいりうかう7.7%
だいりゅうこう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……虎列剌の大流行おおはやりのさなかに蛤を喰うなどというのが、そもそも無茶なんだ。細心な男なら誰れだって一応はそのくらいの注意はする。
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
といつて、牛を拵へて撫でる事が大流行おほはやりに流行つた。
宝暦ほうれき頃から明和めいわにかけて三都、頭巾の大流行おおばやり、男がた女形おんながた岡崎おかざき頭巾、つゆ頭巾、がんどう頭巾、秀鶴しゅうかく頭巾、お小姓こしょう頭巾、なげ頭巾、猫も杓子しゃくしもこのふうすいをこらして
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
書生「それが渋いところで、この頃は何でも渋いものが大流行おおりゅうこう貴君あなたはそれを ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
たちま盤上ばんじやうたままろばすがごとひゞき、ピアノにかみ宿やどるかとうたがはるゝ、そのたへなる調しらべにつれてうたいだしたる一曲ひとふしは、これぞ當時たうじ巴里パリー交際かうさい境裡じやうり大流行だいりうかうの『きくくに乙女おとめ
陽吉の行きつけの風呂は、ちゃんと向井湯むかいゆという屋号やごうがあった。が、近頃大流行だいりゅうこうの電気風呂を取りつけてあるところから、一般に電気風呂とばれていた。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)