“流行妓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやりっこ72.7%
うれっこ9.1%
はやりつこ9.1%
はやりッこ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに客愛想もいから当時の流行妓はやりっこうちには少しの貯えも有るという位、もう一人はその頃の狂歌師談洲樓焉馬だんしゅうろうえんばの弟子で馬作うまさくという男
だから相手も、面白くもなく、不愉快でもない。それでいて、彼女は相当に流行妓うれっこだった。
操守 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
ふすまスウといて顔を見せしは、——女将ぢよしやうのお才「どうも松島さん、御気の毒様ですことねエ、これ流行妓はやりつこ情婦いろにした刑罰むくいですヨ、——待つ身のつらさが御解おわかりになりましたでせう、ホヽヽヽヽヽ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
おいらア、仕事を仕舞うと直ぐこれで三晩おがみに来るが、彼奴きゃつ流行妓はやりッこだからなア、まだお目にぶら下らねえのさ、今夜ア助見世すけみせに出アがるとこでもと先刻さっきから五度ごたびまわったが