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流行妓
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はやりっこ
ふりがな文庫
“
流行妓
(
はやりっこ
)” の例文
それに客愛想も
好
(
よ
)
いから当時の
流行妓
(
はやりっこ
)
で
家
(
うち
)
には少しの貯えも有るという位、もう一人はその頃の狂歌師
談洲樓焉馬
(
だんしゅうろうえんば
)
の弟子で
馬作
(
うまさく
)
という男
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
流行妓
(
はやりっこ
)
でもあり、そういう悲惨の死に方をしたというのに対して世間の同情もあつまって、会葬者もたくさん、なかなか立派な葬式でした。
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
流行妓
(
はやりっこ
)
になるのも、よい
姐
(
ねえ
)
さんになるのも、お
披露目
(
ひろめ
)
に出た時、女将の目にとまって、具合よく引っぱり廻され、運の綱を握るようにしむけてくれるからである。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
一人は芸者屋の娘で、今は
小滝
(
こたき
)
といって、
一昨年
(
おととし
)
一本になって、町でも
流行妓
(
はやりっこ
)
のうちに数えられてある。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
「
否
(
いいえ
)
、あれは静岡産です。
浜勇
(
はまゆう
)
といってこの土地切っての
流行妓
(
はやりっこ
)
ですよ。お気に召しましたかな」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
これは、この
柏屋
(
かしわや
)
の
姐
(
ねえ
)
さんの、
小芳
(
こよし
)
と云うものの妹分で、
綱次
(
つなじ
)
と聞えた
流行妓
(
はやりっこ
)
である。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ここ随一の
流行妓
(
はやりっこ
)
も、このごろはお茶を引かざるを得なくなっている晩である。
大菩薩峠:33 不破の関の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
藤助「へい、あのお
妓
(
こ
)
さんは
流行妓
(
はやりっこ
)
でございますから、お金で身体を縛ってしまいますから」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一時はなかなか
流行妓
(
はやりっこ
)
でね。シンガポールの日本人でこてちゃんの名を知らない者はないくらいでしたよ。ほんとうの名は小鉄で、それをつづめて一般にこてちゃんと呼んでいたわけなんです。
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
妓
漢検準1級
部首:⼥
7画
“流行”で始まる語句
流行
流行唄
流行歌
流行物
流行病
流行児
流行神
流行感冒
流行廃
流行風邪