“小芳”の読み方と例文
読み方割合
こよし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大していい腕ではないが、妻女の小芳(こよし)というのがつい近頃まで吉原で明石(あかし)と名乗った遊女あがりで、ちょっと別嬪(べっぴん)、これが町内での評判でした。
粋で、品の佳(い)い、しっとりした縞(しま)お召に、黒繻子(くろじゅす)の丸帯した御新造(ごしんぞ)風の円髷(まるまげ)は、見違えるように質素(じみ)だけれども、みどりの黒髪たぐいなき、柳橋の小芳(こよし)であった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
極(ごく)頭(あたま)だった処の福吉(ふくきち)、おかね、小芳(こよし)、雛吉(ひなきち)、延吉(のぶきち)、小玉(こたま)、小さん、などという皆其の頃の有名の女計(ばか)り、鳥羽屋五蝶(とばやごちょう)に壽樂(じゅらく)と申します幇間(たいこもち)が二人、是(こ)れは一寸(ちょっと)荻江節(おぎえぶし)もやります。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)