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流行病
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はやりやまい
ふりがな文庫
“
流行病
(
はやりやまい
)” の例文
ハッと気が付いて真面目になったところでコロリ
流行病
(
はやりやまい
)
で命を取られたので、家督と一緒に借金証文まで紋太郎の所へ転げ込んだ始末。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「輪飾りを引っくり返したり、障子を裏返しにすると、何かの
禁呪
(
まじない
)
になるでしょうか。今年は
流行病
(
はやりやまい
)
がありそうだからとか何とか」
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
七八月の炎熱はかうして平原の到るところの街々に激しい
流行病
(
はやりやまい
)
を仲介し、日ごとに夕焼の赤い反照を浴びせかけるのである。
水郷柳河
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
(山したの方には大分
流行病
(
はやりやまい
)
がございますが、この水は
何
(
なに
)
から、辻の方から流れて来るのではありませんか。)
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
踊りの陣にまじる人は、武士と町人の階級なく、若い娘と後家の恥らいなく、老人も青年も、百姓も
船夫
(
ふなこ
)
も、
流行病
(
はやりやまい
)
にかかったように、疲れるまで踊りぬく。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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しかし彼女の母は公家に奉公したもので、おなじ公家侍のなにがしと夫婦になって、お万とお千という娘ふたりを生んだのだが、六年ほど前に夫婦は
流行病
(
はやりやまい
)
で殆ど同時に死んだ。
半七捕物帳:26 女行者
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
私は或る一つの悲しいいたましい『
流行病
(
はやりやまい
)
』だって云うんですよほんとうに。
千世子(三)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
“流行”で始まる語句
流行
流行唄
流行歌
流行物
流行妓
流行児
流行神
流行感冒
流行廃
流行風邪