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『水郷柳河』
ふりがな文庫
『
水郷柳河
(
すいごうやながわ
)
』
私の郷里柳河は水郷である。さうして静かな廃市の一つである。自然の風物は如何にも南国的であるが、既に柳河の街を貫通する数知れぬ溝渠のにほひには日に日に廃れてゆく旧い封建時代の白壁が今なほ懐かしい影を映す。肥後路より、或は久留米路より、或は佐賀 …
著者
北原白秋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
侍
(
かしづ
)
香
(
にほひ
)
外面
(
うはべ
)
規則
(
しまり
)
修繕
(
なほ
)
紗
(
きれ
)
樋
(
ゐび
)
朱欒
(
サボン
)
南瓜
(
ボウブラ
)
久濶
(
ひさし
)
露
(
あらは
)
空腹
(
ひもじ
)
参
(
めえ
)
腕
(
かひな
)
漁
(
すなど
)
端
(
はた
)
彼女
(
かれ
)
触
(
さは
)
逝
(
な
)
交錯
(
こんがら
)
寝
(
い
)
烘
(
や
)
熔
(
とろ
)
狐憑
(
きつねつき
)
穉
(
をさな
)
石甃
(
いしだゝみ
)
溝渠
(
ほりわり
)
溝
(
どぶ
)
全幅
(
いつぱい
)
痙攣
(
ひきつ
)
永久
(
とこしへ
)
櫨
(
はじ
)
華魁
(
おゐらん
)
萼
(
うてな
)
柳河
(
やながは
)
外目
(
ほかめ
)
鮠
(
はえ
)
面紗
(
おもぎぬ
)
媾曳
(
あひびき
)
擁
(
かか
)
斎
(
いつ
)
朱欒
(
ざぼん
)
半被
(
はつぴ
)
果実
(
くだもの
)
柔順
(
おとな
)
伝染
(
うつ
)
六騎
(
ロツキユ
)
蚕豆
(
そらまめ
)
主人
(
あるじ
)
薊
(
あざみ
)
鹹川
(
しほかは
)
朱欒
(
ザボン
)
周回
(
めぐり
)
南関
(
なんくわん
)
天火
(
てんび
)
妙齢
(
としごろ
)
山葵
(
わさび
)
巫女
(
みこ
)
平準
(
なら
)
斑猫
(
はんめう
)
生鼠
(
なまこ
)
業隆
(
なりたか
)
凝視
(
みつ
)
樋匠
(
をけなわ
)
沖
(
おき
)
淫
(
みだ
)
漂浪
(
さすら
)
瀦水
(
たまりみづ
)
独楽
(
こま
)