“外目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よそめ69.6%
ほかめ13.0%
ヨソメ13.0%
はため4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両六波羅探題の周章狼狽は、外目よそめにも笑止の程であって、隅田すみた通治、高橋宗康、この両将に五千の兵を付け、急遽討伐に向わせた。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その街の近郊外目ほかめの山あひに恰も小さな城のやうな何時も夕日の反照をうけて、たまたま旧道をゆく人の胆仰の的となつた天守造りの真白な三層楼があつた。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
其ほど、此頃の郎女は氣むつかしく、外目ヨソメに見えてゐたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
四粒の天地振分けが、その中に隠れているのか、いないのか、外目はためで見てはわからない、軽いものです。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)