“ほかめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
外目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その街の近郊外目ほかめの山あひに恰も小さな城のやうな何時も夕日の反照をうけて、たまたま旧道をゆく人の胆仰の的となつた天守造りの真白な三層楼があつた。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その街の近郊外目ほかめの山あひに恰も小さな城のやうに何時も夕日の反照をうけて、たまたま舊道をゆく人の瞻仰の的となつた天守造りの眞白な三層樓があつた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
肥後玉名郡南関なんくわん、そのかみの関町せきまち、その字外目ほかめは我が母の生地にして、我にも亦、第二の故郷たり。乃ち、大牟田より先づ出迎の叔父たちと共に上内の山を越えてその土を踏む。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
外目ほかめの祖父は雪の日の爐邊に可哀いい沖ノ端の孫を引きよせながら懷かしさうに佛蘭西式調練の小太皷の囃子を歌つて聽かす外にはまだ穉い子供に何らの讀書の權能をも認めて呉れなかつた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
私はよく彼女かれ外目ほかめの母の家に行つては何時も長々と滞留した。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
私はよく彼女かれ外目ほかめの母の家に行つては何時いつも長長と滯留した。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)