“業隆”の読み方と例文
読み方割合
なりたか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私もまたこの小さな國の老侯のやうに敬はれ、かしづかれ、慕はれて、餘生を讀書三昧に耽つた外祖業隆なりたか翁の眞白な長髯のなつかしさを忘るる事が出來ぬ。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
かしづかれ、慕はれて、余生を読書三昧に耽つた外祖業隆なりたか翁の真白な長髯の家で生れて——明治十八年一月二十五日——然る後古めかしい黒塗の駕籠に乗つて、まだ若い母上と柳河に帰つた。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)