“業々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうぎょう41.7%
げふ/\33.3%
わざわざ16.7%
さま/″\8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
之は新聞にも業々ぎょうぎょうしく伝えられて警察非難の声も挙った位だから、知っている人もあろうが、ある兇暴な団体(事実は何人なんぴと仕業しわざか分らないが)
急行十三時間 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
ゾオラが偶々たま/\醜悪しうあくのまゝをうつせば青筋あをすじ出して不道徳ふだうとく文書ぶんしよなりとのゝしわめく事さりとは野暮やぼあまりに業々げふ/\しき振舞ふるまひなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
紫の室と云うのはヒステリー患者を治すために院長が業々わざわざ造ったものであって、その中央に小さな噴水の出来ている静かな落ち着のある室であった。
職工と微笑 (新字新仮名) / 松永延造(著)
彼は、あの親父の業々さま/″\な漁色癖と、山国育ちの無抵抗的な悪度胸と、非人情性とに義憤を持ち続けてゐるのであつた。
円卓子での話 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)