“醜悪”のいろいろな読み方と例文
旧字:醜惡
読み方(ふりがな)割合
しゅうあく60.0%
しゅうお13.3%
しうあく6.7%
しゆうお6.7%
ぶざま6.7%
みにくさ6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“醜悪”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学50.0%
文学 > 英米文学 > 詩14.3%
社会科学 > 政治 > 政治学・政治思想11.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それが彼の醜悪しゅうあく屈辱くつじょくの過去の記憶を、浄化じょうかするであろうと、彼は信じたのであった。
贋物 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
その心の厳しさと広さをもって、彼は人性の醜悪しゅうあくを解するとともに、人性の高貴さをも逸しなかった。
チェーホフの短篇に就いて (新字新仮名) / 神西清(著)
要は、現世の醜悪しゅうおに惑わされず、人間ありのままな生を愉しみ、生を終ったら、弥陀みだのお迎えにまかせて、来世の極楽へ行こうよ。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「また。修行は寺でもできぬことはないが、世間の修行が難事。汚いもの、けがれたものをいとうて、寺にはいってきよいとする者より、嘘、穢れ、惑い、争い、あらゆる醜悪しゅうおのなかに住んでも、穢れぬ修行こそ、真の行であるともいわれました」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
英吉利いぎりす野暮堅やぼがた真面目まじめ一方いつぱうくになれば、人間にんげん元来ぐわんらい醜悪しうあくなるにおかれずして
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
ゾオラが偶々たま/\醜悪しうあくのまゝをうつせば青筋あをすじ出して不道徳ふだうとく文書ぶんしよなりとのゝしわめく事さりとは野暮やぼあまりに業々げふ/\しき振舞ふるまひなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
醜悪しゆうお獰猛どうもう暴戻ぼうれいのたえて異なるふしも無し。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
平べったい醜悪ぶざまな顔に眼が窪んで、厚い口唇が強情に歪んでいた。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
氷の様な恐怖が、松太郎の胸に斧の如く打込んだ。渠は今、生れて初めて、何の虚飾なき人生の醜悪みにくさに面相接した。酒に荒んだ、生殖作用を失つた、四十女の浅猿あさましさ!
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)