“しゅうあく”の漢字の書き方と例文
語句割合
醜悪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現実の政治は、決して単に美しい理想や理念や論理や良心のみで行われているのではなく、多分に醜悪しゅうあくで、低劣ていれつで、悪辣あくらつな側面を含んでいるのである。
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
そう思うと、彼は自分の醜悪しゅうあくな人相がおもいやられた。初めて山寺の炉べりで友の夏駿の顔に気づいたあの相貌そうぼうが、今の自分にもあるにちがいないと思った。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巌の憤怒ふんぬは絶頂に達した、およそ学生の喧嘩は双方木剣をもって戦うことを第一とし、格闘を第二とする、刀刃とうじんや銃器をもってすることは下劣げれつであり醜悪しゅうあくであり
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)