“青筋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおすじ54.5%
あをすぢ36.4%
あをすじ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな日傭稼ひようかせぎなどになめられて、山目付やまめつけというお役目がつとまるものかと、伊部熊蔵いのべくまぞう、ひたいに青筋あおすじを立ってカンカンになりながら
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たけ五尺五六寸の、面長おもながな、色の白い男で、四十五歳にしては老人らしい所が無い。濃い、細いまゆつてゐるが、はりの強い、鋭い目は眉程には弔つてゐない。広いひたひ青筋あをすぢがある。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ゾオラが偶々たま/\醜悪しうあくのまゝをうつせば青筋あをすじ出して不道徳ふだうとく文書ぶんしよなりとのゝしわめく事さりとは野暮やぼあまりに業々げふ/\しき振舞ふるまひなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)