“わざわざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
態々83.8%
故々5.9%
態〻4.4%
業々2.9%
態態1.5%
故意々々1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盆踊が見たいと話しますと、季節よりも少し早かったのでしたが、態々わざわざ何百人と云う人を集めて踊りを始めて下さいました。
思い出の記 (新字新仮名) / 小泉節子(著)
併しめしくひに街頭に出ると、食店レストランにゐる客などが態々わざわざ私のゐる卓のところまで来て震災の見舞を云つた。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「其の替り、今ね、寝ながら本を読んで居て、面白い事があつたから、お話をして上げようと思つて、故々わざわざ遊びに来たんぢやないか。途中が寒かつたよ。」
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
二時間半で此の先の停車場へ着いたが、己は疲れたから其の言葉に従おう」お浦は余が一言も掛けぬに少し不興の様子で「おや道さん四十里も故々わざわざ介抱に来た私には御挨拶も無いのですか
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
態〻わざわざどやされて家へ向った。浜口君は武骨もので、私が清子さんのことを言い出すと、腕力に訴える外に能がない。
恩師 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
毎年いろいろな見知らぬ人に姿を撮られるのが例で、ていねいな人は態〻わざわざそのむねを申し入れて許可を求め
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
紫の室と云うのはヒステリー患者を治すために院長が業々わざわざ造ったものであって、その中央に小さな噴水の出来ている静かな落ち着のある室であった。
職工と微笑 (新字新仮名) / 松永延造(著)
従者 以前まえの奥様の記念として、お殿様が業々わざわざお立てなされた音楽堂でござります。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
詩人ベランゼが住んで居た縁故えんこで記念の名を負うた「ベランゼの並木路アブニウ」に臨んだ煙草たばこ屋は博士が七箇月間煙草たばこを買はれた店で快濶な主人夫婦が面白いと云ふので今度も態態わざわざ立寄つて煙草たばこを買はれた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
故意々々わざわざ手で形をこしらえて見せ、
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)