“並木路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なみきみち50.0%
アブニウ16.7%
アベニユ16.7%
ブルワール16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおい海に沿った、遠くに緑の半島がかすみ、近くには赤い屋根のバンガロオが、処々ところどころに、点在する白楊はくよう並木路なみきみちを、曲りまわって行きました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
終点でりると其処そこ並木路アブニウの端に文人バルザツクの銅像が立つて居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
わかい葉柳はやなぎ並木路アベニユ撒水みづまきした煉瓦道れんぐわみち
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
私は素頭で片手に赤い小さいロシア革の銭入れを握ったなり、内心の止り難いものに押されて纏足をした支那女の物売りなどがいる並木路ブルワールの間をずっと歩いて行った。
(新字新仮名) / 宮本百合子(著)