並木路なみきみち)” の例文
あおい海に沿った、遠くに緑の半島がかすみ、近くには赤い屋根のバンガロオが、処々ところどころに、点在する白楊はくよう並木路なみきみちを、曲りまわって行きました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
空想でそこの樹陰ふかい並木路なみきみちのさわやかな冷たさを感じ、そこの無数の灌木かんぼくのかぐわしい芳香を吸いこみ
めぢのさかひに物も無し、唯遠長とほなが並木路なみきみち
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)