“並木通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なみきどお66.7%
ブールヴァール33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの人がおまえをある日パリのブルチュイー町の並木通なみきどおりで拾って来たのだよ。
並木通なみきどおりを片っぱしから乗りつくして、処女おとめはらもしばらく乗り回し、垣根かきねいくつかして(初めは跳び越すのがこわかったけれど、父が臆病者おくびょうもの軽蔑けいべつするので、やがてわたしも怖がらなくなった)
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
が、おととい例の少女に出会ったK並木通ブールヴァールへさしかかった時、その笑いはぴたりと止まった。別な想念が彼の頭に忍びこんできた。
おりしもその時、彼はK並木通ブールヴァールを通っていたので、ベンチは百歩ばかり先の方に見えた。彼はできるだけ急いで歩いた。