“半被”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はっぴ62.5%
はつぴ31.3%
はんぴ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御車は無紋の黒塗、海老染えびぞめ模様の厚毛布あつげっとを掛けて、蹴込けこみにはの毛皮を敷き、五人の車夫は大縫紋の半被はっぴを着まして、前後にしたがいました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
私は銀さんとお揃ひで黒い半被はつぴを造つて貰ひました。背中に家の紋を白く見せたものでした。火の用心の腰巾着もぶら下げました。
そのそばから弟子は蜀錦しょっきん半被はんぴを着せかけ、手桶の神水おみず柄杓ひしゃくに汲んで任原の手に渡す。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)