“はやりやまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
流行病87.5%
瘟疫12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七八月の炎熱はかうして平原の到るところの街々に激しい流行病はやりやまいを仲介し、日ごとに夕焼の赤い反照を浴びせかけるのである。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
(山したの方には大分流行病はやりやまいがございますが、この水はなにから、辻の方から流れて来るのではありませんか。)
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それは毛巡検もうじゅんけんという者の住んでいた家で、五六年前に瘟疫はやりやまいで一家の者が死に絶えて、今では住んでいる者はないはずであるが、それでも時どき童子こどもが出てきて東西ものを買うのを見たことがあるから
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)