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流行児
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はやりっこ
ふりがな文庫
“
流行児
(
はやりっこ
)” の例文
旧字:
流行兒
スバラシイ花輪や
流行児
(
はやりっこ
)
の歌い手らしい男や女の写真が、四方の壁一パイに並んでいる店の広間へ、縦横十文字に並んだ長椅子に
凭
(
よ
)
りかかった毛唐と
女唐
(
めとう
)
とが
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
否
(
いいえ
)
、たった五人です。一番の
流行児
(
はやりっこ
)
が選ばれて此処まで練って来るのです。斯ういう具合に若い衆が
後方
(
うしろ
)
から日傘を翳しかけましてな。綺麗な
禿
(
かむろ
)
が供をしましてな。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
吉原
(
なか
)
ではいま
流行児
(
はやりっこ
)
ですが、無理強いに飲まされて少し酔っているのと、土地に馴染がないから、気が詰っていけないと言い出して、とうとう船の中に残ることになり
銭形平次捕物控:004 呪いの銀簪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
紅葉門下の
風葉
(
ふうよう
)
鏡花
(
きょうか
)
が
徐々
(
そろそろ
)
流行児
(
はやりっこ
)
となり掛けた頃には硯友社の勢力は最早峠の絶頂を越していた。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
僕がもっとも
崇拝
(
すうはい
)
する人物はキリストのほかにソクラテスとリンカーンであるが、二人とも生きているあいだに名声さかんで、一時
流行児
(
はやりっこ
)
となって大いにもてはやされたが
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
一口に
酌婦
(
しゃくふ
)
とは云うものの、お葉は柳屋の一枚看板で、東京生れの気前は
好
(
よ
)
し、
容貌
(
きりょう
)
も好し、山の中には珍しい粋な
姐
(
ねえ
)
さんとして、ここらの相場を狂わしている
流行児
(
はやりっこ
)
である。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「どうだい?
女形
(
おやま
)
、驚いたかい? ふふ、鳩が豆鉄砲を食ったような、きょとんとした顔をしてサ——いい
流行児
(
はやりっこ
)
が、日本一の人気者が、何て馬鹿らしい顔をして見せるのサ?」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
俺は無名の作家たちが、文壇の
流行児
(
はやりっこ
)
の悪口を思う存分にいい合って、自分たちの認められない
腹癒
(
はらい
)
せをする場合を、考えることができた。俺と吉野君との会話も、ほとんどそれに近かった。
無名作家の日記
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“流行”で始まる語句
流行
流行唄
流行歌
流行物
流行病
流行妓
流行神
流行感冒
流行廃
流行風邪