“風葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうよう60.0%
ふうえふ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅葉門下の風葉ふうよう鏡花きょうか徐々そろそろ流行児はやりっことなり掛けた頃には硯友社の勢力は最早峠の絶頂を越していた。
黒けむりはたちまち疾風雲はやてぐもけるに似、名月は血の色そのまま、剣光の雨と叫喚きょうかんを下に見ていた。——まもなくかるる風葉ふうようのごとく、県尉けんいの馬や捕手の群れは逃げ散ッた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
風葉ふうえふは「身長今一寸いつすん」を希望とし、春葉しゆんえふは「四十迄生きん事」を希望とし、紅葉は「欧洲大陸にマアブルの句碑を立つ」を希望とす。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
わたしが文章をあつかつたのは風葉ふうえふ其頃そのころ拈華坊ねんげぼう)の方が早い
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)