“楽譜”の読み方と例文
読み方割合
がくふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もずはみな、一ぺんにび立って、気違きちがいになったばらばらの楽譜がくふのように、やかましく鳴きながら、東の方へんで行きました。
めくらぶどうと虹 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
歌にむかうとき彼女の頭脳ずのうは特別のはたらきをみせ、楽譜がくふをみてひとりで歌った。田舎いなかの子どもとしては、それはじつに珍らしいことだった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
その楽譜がくふは、老人ろうじんの太い書体しょたいで特別にねんをいれて書いてあった。最初さいしょのところには輪や花形はながたかざりがついていた。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)