“がくふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楽譜50.0%
岳父33.3%
楽府16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歌にむかうとき彼女の頭脳ずのうは特別のはたらきをみせ、楽譜がくふをみてひとりで歌った。田舎いなかの子どもとしては、それはじつに珍らしいことだった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「十字架上のキリストの如く、リストは彼自身よりも、むしろ他の人を救うために、いつも準備をしていた」とその岳父がくふの人格をたたえている。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
そしてはや、楽府がくふの仙楽と満庭の万歳のうちに式を終って、今しも袞龍こんりょう錦衣きんいのお人影が、侍座じざ玉簪ぎょくさんや、侍従の花冠はなかんむりと共にたま椅子いすをお立ちあらんと見えたときであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)