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楽府
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がくふ
ふりがな文庫
“
楽府
(
がくふ
)” の例文
われ
茉莉
(
まつり
)
素馨
(
そけい
)
の花と而してこの来青花に対すれば
必
(
かならず
)
先考日夜愛読せし所の中華の詩歌
楽府
(
がくふ
)
艶史の
類
(
たぐひ
)
を想起せずんばあらざるなり。
来青花
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
そしてはや、
楽府
(
がくふ
)
の仙楽と満庭の万歳のうちに式を終って、今しも
袞龍
(
こんりょう
)
錦衣
(
きんい
)
のお人影が、
侍座
(
じざ
)
の
玉簪
(
ぎょくさん
)
や、侍従の
花冠
(
はなかんむり
)
と共に
珠
(
たま
)
の
椅子
(
いす
)
をお立ちあらんと見えたときであった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“楽府”の解説
楽府(がふ)とは、漢魏の漢詩の一形式で、古体詩の一種。南朝斉の武帝の命を受けて撰した南朝宋の正史である『宋書』の「楽志」に記載されたため、現存する貴重な文学作品である。その文体を楽府体(がふたい)ともいう。
北宋の郭茂倩の編著『楽府詩集』に、楽府は集大成されているが、これには楽府本来の楽歌でないものも収録されている。楽府は本来音楽の伴奏によって歌われていた楽章である。『宋書』の「楽志」に記載されたものは「晋楽所奏」と記載されて、区別されている。
(出典:Wikipedia)
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
府
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“楽”で始まる語句
楽
楽器
楽書
楽屋
楽園
楽隊
楽欲
楽々
楽譜
楽焼