“錦衣”の読み方と例文
読み方割合
きんい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一身の小楽に安んじ錦衣(きんい)玉食(ぎょくしょく)するを以て、人生最大の幸福名誉となす而已(のみ)、豈(あに)事体の何物たるを知らんや、いわんや邦家(ほうか)の休戚(きゅうせき)をや。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
八年春三月、工部尚書(こうぶしょうしょ)厳震(げんしん)安南(あんなん)に使(つかい)するの途(みち)にして、忽(たちま)ち建文帝に雲南に遇(あ)う。旧臣猶(なお)錦衣(きんい)にして、旧帝既(すで)に布衲(ふとつ)なり。震(しん)たゞ恐懼(きょうく)して落涙止(とど)まらざるあるのみ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
真情をうつさば、一葉の戯著といふともなどかは価のあらざるべき、我れは錦衣(きんい)を望むものならず、高殿(たかどの)を願ふならず、千載(せんざい)にのこさん名一時のためにえやは汚がす
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)