“高殿”の読み方と例文
読み方割合
たかどの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき天皇は、高殿たかどのにお上りになって、その黒媛くろひめの乗っている船が難波なにわの港を出て行くのをごらんになりながら
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
……殺手姫さまのお屋敷には、玄性寺寄りに高い高殿たかどのがありますので、あちきのつもりでは、そこへお立ちになった姿を拝見しようと思ったのでございました
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
真情をうつさば、一葉の戯著といふともなどかは価のあらざるべき、我れは錦衣きんいを望むものならず、高殿たかどのを願ふならず、千載せんざいにのこさん名一時のためにえやは汚がす
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)