“黒媛”の読み方と例文
読み方割合
くろひめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき天皇は、高殿たかどのにお上りになって、その黒媛くろひめの乗っている船が難波なにわの港を出て行くのをごらんになりながら
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
黒媛くろひめは天皇を山方やまかたというところへおつれ申しました。そして、し上がり物にあつものをこしらえてさしあげようと思いまして、あおなをつみに出ました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ところが皇后がことごとにつけて、あまりにねたみおいじめになるものですから、黒媛くろひめはたまりかねてとうとうお宮をげ出しておうちへ帰ってしまいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)