“くろひめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒姫70.0%
黒媛10.0%
黒日賣10.0%
黒比賣10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又高田の藩士はんし材用にて樵夫きこりをしたがへ、黒姫くろひめ山に入り小屋を作りて山に日をうつせし時、猿にて猿にもあらざる物、夜中小屋に入りて焼火たきびにあたれり。
そのとき天皇は、高殿たかどのにお上りになって、その黒媛くろひめの乗っている船が難波なにわの港を出て行くのをごらんになりながら
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
黒媛くろひめは天皇を山方やまかたというところへおつれ申しました。そして、し上がり物にあつものをこしらえてさしあげようと思いまして、あおなをつみに出ました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ここに天皇、吉備きび海部あまべあたへが女、名は黒日賣くろひめそれ容姿端正かほよしと聞こしめして、喚上めさげて使ひたまひき。然れどもその大后の嫉みますをかしこみて、本つ國に逃げ下りき。
この天皇、葛城かづらき曾都毘古そつびこの子、葦田あしだの宿禰が女、名は黒比賣くろひめの命に娶ひて、生みませる御子、いち忍齒おしはの王、次に御馬みまの王、次に妹青海あをみの郎女、またの名は飯豐いひとよの郎女三柱。