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黒姫
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くろひめ
ふりがな文庫
“
黒姫
(
くろひめ
)” の例文
黒姫
(
くろひめ
)
は眞正面に雄大な壓倒するやうな勢で、上から見下してゐる。飯繩は左へよつて右肩からおろして來る一線を裾長く曳いてゐる。
霧の旅
(旧字旧仮名)
/
吉江喬松
(著)
又高田の
藩士
(
はんし
)
材用にて
樵夫
(
きこり
)
をしたがへ、
黒姫
(
くろひめ
)
山に入り小屋を作りて山に日をうつせし時、猿に
似
(
に
)
て猿にもあらざる物、夜中小屋に入りて
焼火
(
たきび
)
にあたれり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
事が起ると
足擦
(
あしず
)
りしてお妬みなさいました。しかるに天皇、
吉備
(
きび
)
の
海部
(
あまべ
)
の
直
(
あたえ
)
の女、
黒姫
(
くろひめ
)
という者が美しいとお聞き遊ばされて、
喚
(
め
)
し上げてお使いなさいました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
なにしろ、
中央山脈
(
ちゅうおうさんみゃく
)
の
中
(
なか
)
でも、
黒姫
(
くろひめ
)
は、
険阻
(
けんそ
)
といわれまして、六、七
月
(
がつ
)
ごろまで、
雪
(
ゆき
)
があります。
山に雪光る
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
飯綱
(
いいづな
)
にも
黒姫
(
くろひめ
)
にも炭焼の煙がたつ。煙が
裾曳
(
すそび
)
くのは
山颪
(
やまおろし
)
であろう。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
▼ もっと見る
役小角後学
(
えんのしょうかくこうがく
)
烏龍道人
(
うりゅうどうにん
)
(
信州
(
しんしゅう
)
黒姫
(
くろひめ
)
)
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
又高田の
藩士
(
はんし
)
材用にて
樵夫
(
きこり
)
をしたがへ、
黒姫
(
くろひめ
)
山に入り小屋を作りて山に日をうつせし時、猿に
似
(
に
)
て猿にもあらざる物、夜中小屋に入りて
焼火
(
たきび
)
にあたれり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
この天皇、
葛城
(
かずらき
)
のソツ彦の
子
(
こ
)
のアシダの宿禰の女の
黒姫
(
くろひめ
)
の命と結婚してお
生
(
う
)
みになつた
御子
(
みこ
)
は、
市
(
いち
)
の
邊
(
べ
)
のオシハの王・ミマの王・アヲミの
郎女
(
いらつめ
)
、又の名はイヒトヨの郎女のお三
方
(
かた
)
です。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
姫
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“黒姫”で始まる語句
黒姫山