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険阻
ふりがな文庫
“険阻”の読み方と例文
旧字:
險阻
読み方
割合
けんそ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんそ
(逆引き)
尊んで、固く
険阻
(
けんそ
)
を守り、曹操打倒の永遠の計をなすべきだと存じます。今日、全く天のわれらに与え給うた好機、必ず失うべからずです
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
車は交叉点を横切ると、速力を緩急する
毎
(
たび
)
に乗客を投付けたり、
錐揉
(
きりも
)
みの様にしたりしては走り続けた。
恰度
(
ちょうど
)
険阻
(
けんそ
)
を行く様に波打ったり傾いたりした。
乗合自動車
(新字新仮名)
/
川田功
(著)
彼の村は、山陽道と山陰道を分ける中国の
脊梁
(
せきりょう
)
山脈の北側に、
熊笹
(
くまざさ
)
を背に、岩に腰をおろしてもたれかかっているような、人煙まれな
険阻
(
けんそ
)
な寒村であった。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
険阻(けんそ)の例文をもっと
(14作品)
見る
“険阻”の意味
《名詞》
険阻(けんそ 「嶮岨」の「同音の漢字による書きかえ」)
山や道などが険しいこと。また、険しい所。
(出典:Wiktionary)
険
常用漢字
小5
部首:⾩
11画
阻
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“険”で始まる語句
険
険呑
険悪
険難
険岨
険峻
険相
険隘
険崖
険突
“険阻”のふりがなが多い著者
浅野和三郎
川田功
葉山嘉樹
正岡容
鈴木三重吉
柳田国男
島崎藤村
吉川英治
岡本綺堂
小川未明