“険峻”の読み方と例文
読み方割合
けんしゅん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大内義弘亡滅の後は堺は細川の家領けりょうになったが、其の怜悧れいりで、機変をく伺うところの、冷酷険峻けんしゅんの、飯綱いづな使つかい魔法使いと恐れられた細川政元が
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それから越中の立山たてやま——ごらんなさい、あの雄大な、あの険峻けんしゅんな一脈が、あれが立山連峰でございます。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼はそのあらゆる道を進んだ。ある道は羊腸ようちょうとして木陰にたゆたっていた。ある道は日にさらされて険峻けんしゅんな坂をなしていた。そしてそのすべてが、山頂に鎮座してる神へ達するのだった。