“立山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たてやま94.7%
りふざん5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度、立山たてやまにも同じような設備をつくりたいという。その話は別問題として、白馬岳の山小舎には一泊十円の部屋があるという。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
立山たてやま御嶽おんたけ、修行にならば這摺はいずっても登りますが、秘密の山を人助けに開こうなどとはもっての外の事でござる。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
西にし神通川じんつうがは堤防ていばうもつかぎりとし、ひがし町盡まちはづれ樹林じゆりんさかひし、みなみうみいたりてき、きた立山りふざんふもとをはる。此間このあひだ見通みとほしの原野げんやにして、山水さんすゐ佳景かけいいふべからず。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
或時あるときづる立山りふざんかたより、或時あるとき神通川じんつうがは日沒につぼつうみよりさかのぼり、えのき木蔭こかげ會合くわいがふして、お月樣つきさまび、お十三じふさんし、パラリとつて三々五々さん/\ごゞかのつゑひゞところ妖氛えうふんひとおそひ、變幻へんげん出沒しゆつぼつきはまりなし。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)