“三々五々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さん/\ごゞ50.0%
さんさんごご25.0%
さんさんごゝ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくし三々五々さん/\ごゞむれをなして、其處此處そここゝつてる、顏色いろ際立きはだつてしろ白耳義人ベルギーじんや、「コスメチツク」で鼻髯ひげけんのやうにかためた佛蘭西フランス若紳士わかしんし
堂々、出陣を宣して立つ場合ならば、貝を用い、旗鼓きこをさかんにして、城下をくり出すところだが、わざと三々五々さんさんごご、騎馬を散らし、歩兵を前後し、旗を巻き火器をしのばせつつ発したのである。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太鼓たいこんでをどりまつたみだれてしまつた。それでなくても彼等かれらは一しきりをどれば田圃たんぼえて三々五々さんさんごゝをとこをんなともなうて、はた小徑こみちからはやしぎて村落むらから村落むらへと太鼓たいこおとたづねてくのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)